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サラリーマン人生の悲哀というものは組織の中で絶えず自分の周りに気配り目配りをして無難に出世街道を登っていくことが目的化しており、仕事の内容やビジョンなど二の次、まずは社内や顧客の顔色を見ることが一番である点だ。それでも日本は1990年ごろまでは世界的経済大国の地位を維持できた。 今や日本の首相(名前で呼ぶのもバカバカしいのでサラリーマン首相と呼ぶ)まで、まさにサラリーマン生活のシミが、シャツの襟や袖に黄色く染みついた人物といえる。自分のビジョンなど何もない。「他人や他国の嫌がることはしない」というサラリーマンの鑑のような訓示を国際政治や国内政治でも守り続けている人物である。 日米同盟の脆弱化、台湾の中国化、ロシアの横暴、北朝鮮の核攻撃など内外の情勢はサラリーマン首相にはとてもこなすには無理な課題である。この人物の丸で誠意のない口先だけの言動は官房長官時代に拉致問題で馬脚を露呈したのは記憶に新しい。 その場限りの繕い、まやかし、人を馬鹿にしたような作り笑い、まさに自分の無能力ぶりを恥じらいもなく言う、この「お利口さん」首相は日本史上最悪、最低の首相と後世が評価することは間違いないだろう。 中国の日本国民食中毒汚染作戦とも勘繰られる事態に、中国側は鉄面皮の責任回避に徹している。日本の警察の怒りをよそに、このサラリーマン首相は28日夜、中国製ギョーザの中毒事件で、中国公安省が中国国内での毒物混入に否定的な見方を示したことについて「(中国の)捜査当局の発表は日本と共同して、しっかり調査したいということを言っていたんじゃないですかね。非常に前向きですね。中国も原因を調査し、その責任をはっきりさせたいという気持ちは十分に持っていると思う」と指摘した。 中国の毒入りドッグフッドで大キャンペーンを行う欧米とはこの差である。フランス大統領だったら、こんな無礼な言葉を吐かれたら、断固抗議し、謝罪や今後の対策がはっきりしない限り中国食品全面輸入禁止策を堂々と唱えるであろう。こんな衛生状態劣悪の国での北京オリンピックボイコットを掲げるのが普通の国である。 国民の真の安全たる食糧安全には中国の言いなり、イージス艦衝突事故には漁船は正しい、自衛隊が間違いと一方的に決めつけるマスコミ・野党に迎合する、まさに日本の安全保障など全く頭にない、その場限りの繕いだけが内外とも最優先の最悪の人物である。 この首相の頭の中には近く予定されている日中首脳会議を乾杯、友好で終わらせたい一心であることが良くわかる。これほど日本国民を害に陥れた、悪意と陰謀に満ちた中国に対して、まだヘイコラ手を差し伸べるこの誇りなき迎合ぶりはまさに朝貢国家のそれである。これではガス田や尖閣列島はすべて中国様の言いなり、そのうち沖縄も中国様へ差し上げるのではないか!というのも冗談ではなさそうである。 首相に限らずサラリーマンのような政治屋が与野党大多数を占める日本は、まさに国政とはレベルの異なる枝葉末節で揚げ足取りの議論が政治のメインテーマとなり、本質の国益を忘れた議論に終始、日本を命がけで守っている自衛隊諸君の日夜の努力の揚げ足をとりそして罵倒する。軍事力を使う前に滅びて行く日本を見て、赤子の手をひねるように大国はほくそ笑んでいるのである。詩人ユウェナリスが古代ローマ社会の世相を揶揄した「パンとサーカス」に日本国民はなり下がった国民にも大きな責任がある。 奥山篤信: 京都大学工学部建築学科卒 東京大学経済学部卒 三菱商事本社入社 6年余にわたる米国三菱ニューヨーク本店勤務を経て 平成12年退社 平河総合戦略研究所代表理事
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